ベースボーカル講座
発声のメカニズム 試聴用音源 ベース&ボイパ
基本的な発声のメカニズム。
まず、管理人は合唱経験も殆ど無いので「声」に関しては素人ですが、
「声」について歌学的?に説明してみたいと思います。
まず、人の身体は通常の管楽器に比べ、
共鳴管部分の長さが非常に短いのです。
共鳴管部分とは、発振部分(声帯)から
大気までの管状の部分を指します。
声帯から唇までの長さは男性でも約17cmで、
そんなに短い管楽器は、めったにありません。
ちなみに17cmの管が共鳴する最低音は
約500Hzですので、音叉より1音高い程度です。
以上のこのことから、人の身体は、
低音を出すようには出来ていないと言えます。
そこで、色々工夫する訳ですが、
まず音の通路は口よりも鼻に抜いたほうが、
共鳴管部分が長くなりますので、
より低い響きを出すことが出来ます。
ベースの歌詞の母音に「ん」が多いのも、
この為であると考えられます。
次に、喉(口腔)を開くことにより、
声帯を下方向に移動させて
口から遠い位置にすれば、
共鳴管部分を太く長くすることができ、
より低音を響かせることが出来ます。
「ん」の発音によって、共鳴管部分が長くなる様子を補足しておきます。
左下の赤い部分よりも、右下の赤い部分のほうが長いことが分かりますよね。
 通常の「あいうえお」の場合。  「ん」や鼻に抜いた声の場合。
声帯を下方向に移動させるとは...。
声帯の位置自体を下げることにより、響きを豊かにすることも要求されます。
これはベースだけでは無く、コーラスパート等にも応用できますが、
ベースには特に重要かと思われますので説明しておきます。
あくびをする時のように、喉を開いてみましょう。
左下写真の青い矢印が通常の声帯の位置で、右下が声帯を下げた状態です。
声帯の位置がかなり違うのですが、静止画ではちょっと分かり難いですね。
ちょっとキショイのですが、声帯が上下する様子を動画にしてみました。
この声帯を下げるトレーニングは、発声しなくても出来ますし、
喉を傷める心配も殆ど無いので、かなり効果的だと思います。
かなり低音で歌う場合は、声帯が下がった状態が歌い易いと思います。
くれぐれも無理の無い程度にして、痛みがある場合はすぐにやめましょう。
コードとキー ホームへ戻る 試聴用音源へ